Nana

都会のアリスのNanaのレビュー・感想・評価

都会のアリス(1973年製作の映画)
3.0
ヴィム・ヴェンダース監督70年代のモノクロロードムービー。
ひょんなことから9歳の少女アリスとニューヨークからアムステルダムを旅するライターの話。

私の心が穢れているので、密室で見ず知らずの裸で寝てる男に娘を預ける母親に違和感があり…
そのまま好きになれなかった。

ペーパームーンみたいな親子感があればもう少し心穏やかに見れたかも、だけど、だんだん2人が親しくなって、手を繋いだり同じ歯ブラシを使ったり、アリスの上半身ヌードが出まくるとこで気持ち悪くなってしまった。

この時期はこういうのもアリだったかもしれないけど、子供が訳の分からない時期に裸で撮影されたのは苦手です。

作品自体は嫌いじゃなくて、テレビが嫌いでモーテルのテレビ壊しちゃうような男が(perfect daysでは平山さんの部屋にテレビ無かったな)アリスと旅をするうちに変化するとことか、ジュークボックスで揺れてる子どもとか、証明写真とか、印象的でした。

アリスも時に可愛く、時に生意気でヨーロッパの子どもっぽい。
おばあちゃんに会えたらいいね。

いきなり出てきたチャック・ベリーの映像がむちゃくちゃ古かったけど、それだけ今とは価値観が違ってる作品なのかも。
Nana

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