オーウェン

都会のアリスのオーウェンのレビュー・感想・評価

都会のアリス(1973年製作の映画)
4.0
ヴィム・ヴェンダースといえばやはり旅を抜きには語れない。

ドイツ人ジャーナリストのフィリップと、空港で出会った少女のアリスとその母親。
しかし母親は姿を消し、フィリップとアリスは母を探す旅に出る。

全編モノクロで展開するロードムービー。
ドイツの景色もモノクロだとまた違った顔を出す。

決して大げさに親しくなろうという描写はないのだが、二人の関係が疑似の父娘のように見えてくる。
その意味で「ペーパームーン」と似ているのだが、ラストの別れに寂しさを無性に感じる。
オーウェン

オーウェン