ロードムービーを得意とするドイツの作家ヴィム・ヴェンダースの初期の作品。
米国を訪れたジャーナリストが偶然出会った少女と数日間を共にする物語。
少女の母親は昔の男とややこしい関係になったため、ジャーナリストに少女を預けてどこかに行ってしまう。
仕方なく彼は少女を家まで届けることに決めるが、二人の間には親子とも恋人とも言えぬような関係が芽生える。
知らない人に「アタシたち、親子に見える?恋人に見える?」と尋ねる少女がかわいかった。
16ミリフィルムの粒子の荒い映像も心地よい。
僕はこういった漂流するような映画が好きだな。