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いのちの戦場 -アルジェリア1959-のmhのレビュー・感想・評価

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ひねった作りの戦争もの。
世の中的にアルジェリア戦争はフランスの黒歴史で確定しているのにフランス軍視点で、「アルジェリア民族解放戦線(FLN)」の残虐性を誇張するかのような展開。
こんなひどいことする奴らゆるせねーだろ?
いっけんして愛国プロパガンダなんだけど、見続けていくうちに、自分たちも負けず劣らず残虐だというカウンターが決まる。戦争は正義と正義の激突である場合が多いので、この展開はとてもリアルだしクレバー。
このパターンの邦画も見てみたい。
電話の発電機を拷問に使うのは1950年代の流行かな? WW2では見ないけど朝鮮戦争では見た気がするぞ。
アルジェリア戦争が題材の映画は数が多くていいね! なかでもいちばんは最初に見た「アルジェの戦い」で揺るがないまま。
面白かった!
mh

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