オーウェン

いのちの戦場 -アルジェリア1959-のオーウェンのレビュー・感想・評価

3.7
アルジェリア戦争で任務に従事するフランスの部隊を描く戦争もの。

国が変われば戦争の見せ方も変わるもので、アルジェリア戦争ということ自体を初めて知る。

ここではフランス兵の若さゆえの、戦争に対する恐怖がそれぞれ違う。
怯える者や、逆に狂気に取りつかれる者。
それらがリアルに迫ってくるため、絵空事になっていない。

ハリウッド映画のような名が知れる役者を使っていないところも、何が起こるかの予測を許さない。
戦争は汚点だということ。ここを突いてこそ戦争映画の存在意義がある。
オーウェン

オーウェン