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ダーティハリー3のparsifal3745のレビュー・感想・評価

ダーティハリー3(1976年製作の映画)
2.7
 第5作まであるが、その時代背景を映して、ストーリーを作っている。女性が男性だけの職場にも社会進出、ベトナムの帰還兵、警察の腐敗と政治からの圧力、マスコミへの誇張報道など、アメリカの問題を背景にしているのだろう。3は、小さな犯罪や犯罪まがいの描写が目立った。急病と称しての無銭飲食、人質を取っての逃亡、ぼったくりの性産業などがサイドストーリーの見せ場。初の女性刑事とのシーンが多く、面接試験、死体解剖の立会、犯人の一人の追跡、履歴の会話など。
 殺人課で初の女性刑事なら防弾チョッキ位着ろよと思いながら、相棒が死ぬのがお約束だから仕方ないか。ラスボスをどうやってやっつけるかが見どころなのだが、ポータブルのバズーカとはね。近くにいた市長も一緒に吹っ飛びそうだけど。ダーティハリーにしては、昼の明るいシーンが多めで、女性刑事も登場して、ライトで明るい仕上がりになっていた。
 軽い気持ちで、テレビで映画でも見るかっていう時に、難しくなくていい作品。
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