マフィアと警察、互いのスパイにスポットを当てたサスペンスでありヒューマンドラマ。
ディパーテッドのリメイク元でもある本作。終始ヒリヒリするサスペンス要素も凄く良いし、何よりクリストファー・ドイルの撮り方がお洒落。屋上での対峙や地下駐車場でボスを撃つ場面など、記憶に残るであろうシーンがいくつかあった。
でも1番の魅力は心情描写。2人のスパイならではの心の揺れが丁寧に描かれていて終盤はずっと苦しい。やっぱり誰しも陽の元で生きたいよなぁ。
余談だけどこの時のトニーレオンがあまりにもジャルジャル後藤すぎてなかなか集中できなかった。途中からアンディラウまで福徳に見えてきてもうしんどい。ジャルジャルは2人とも香港顔なのかもしれない。