1964年 ジャンリュクゴダール監督 長編初期作品
音楽はミシェルルグランという有名な作曲家が担当している。
物語の本筋は青年少女の青春犯罪ストーリとなっているが、
即効演出で、ダンスがはじまった…
ジョイスがグリフィスに影響されているように(と言っても、私は「ユリシーズ」を読んだことがないし、「イントレランス」も観たことがなく、ポーリン・ケイルがそう書いていたのを鵜呑みにしているだけなのだが)…
>>続きを読む稚拙で浅はかな動機に軽快な会話、(軈て訪れる)悲劇的な展開にメタフィクショナルな演出 .. 未だに見た事のない独特なバランスで、映画というプラットホームの在り方を更新するような発想やエネルギーが溢れ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ゴダールの中でも群を抜いてコミカルな作品。力の抜け感が、なんとも言えずちょうどよい。
アンナ・カリーナに対するゴダールのまとまり感は、本作が一番な気もする。
「気狂いピエロ」のようなかっちり枠に抑…
ゴダールにしてはとっつきやすいのでお気に入りの青春犯罪映画を久々に鑑賞。
やはり女1男2の組み合わせはいいですね。
カフェでのダンス、ルーブル美術館を疾走
など、名シーンを楽しむ。
アンナカリーナ可…
タイトルバックやルーヴルの疾走などゴダールの遊び心が随所で垣間見える。やっぱりゴダールは「遊び」で画面に緊張感を作る作家だ。
初対面の男に「流行遅れの髪型だ」と言われて、まとめていた髪をほどき、微…
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films