このレビューはネタバレを含みます
【パワーのあるタイトルやな....。お金ってを考える、独特の空気感】
わたし出すわ。『できるだけ儲けて できるだけ貯めて できるだけ与えなさい』
ジョン・ウェスレー
『富は海の水に似ている それを飲めば飲むほど のどが渇いてくる』
アルトゥル・ショーペンハウア
上記が森田監督の描きたかったテーマらしい。まぁ、お金がテーマの映画。
マヤが高校時代に世話になった同級生たちにお金を配ることで彼らの夢をかなえようとするわけだが、お金の魔力におぼれる人もいる。
お金の使い方でうまくいく人もいるし、死んでしまう人もいる。
本当に、金があれば夢はかない、成功するのか、人生が楽しめるのか。お金は夢を叶えるけど恐ろしいもの。
この作品では静かに穏やかにお金というものを考えさせてはいる。
なぜ配っているのかわからない謎の女マヤを中心に物語は進行する。でも、作品があまりにも分かりずらすぎる。謎が多かった。
友人もマヤも少しおかしなところが多すぎる。
最終的になぜマヤは株をもうけたのかとか、なんでそんなに高校時代の恩を感じて金を渡したのかとか、友人が何も考えず金を受け取りすぎだろうとか。少しおかしなところが多いけど、なんか雰囲気はいい感じに出ている。