ガルベス

わたし出すわのガルベスのレビュー・感想・評価

わたし出すわ(2009年製作の映画)
3.5
何らかの形で莫大な金を得た主人公(小雪)が、高校時代に所縁のあった友人達に一切の見返りを求めず善意で大金を提供。

それによって救われる者、自身の本質に気付かされる者、運命の歯車を狂わされていく者、金の魔力に惑わされない者などの悲喜交々が描かれ関心を唆られる。
森田芳光による思考実験映画といった趣きで、テロップ演出はいかにもなオレ流でファンなら観ていて心地が良い。

小池栄子は「接吻」(2008年)で女優として開眼したイメージがあったのだが、翌年公開の本作でも良い役を与えられていたのだな。

駆け出しの頃の鈴木亮平も冒頭に出演。
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