このレビューはネタバレを含みます
ベテラン刑事のブレナンがある売人を射殺する事件が起こり、警官上がりの検事補のアルが事件を担当することになる。
事件を調べていくうちに、ブレナン、そして上司であるクインが事件の黒幕であることを知り・・・
シドニー・ルメットらしい、リベラルな内容。
アイルランド系、ユダヤ系、プエルトリコ系・・・、各キャラの人種も重要な要素。
1990年の映画だけど、2020年の今でも、白人警官による黒人の射殺が起こっていて、状況はなんも変わっていないのが残念。
ブレナンは隠し持った欲望からゲイを憎み、アルは隠し持った差別的感情からブレナンを嫌悪している。
ブレナンみたいなやつっているよね~。いじめっ子で差別主義者なのに案外気前が良く(手下にするための餌だけど)仲間の人望は厚いみたいな。
アルの元カノが目撃者の麻薬ディーラー(テックス)の今カノっていうのは、ちょっとやりすぎかな~。
プエリトリカンのバレンタインの活躍をもうちょっと見たかったかな。