とし

ダメジンのとしのレビュー・感想・評価

ダメジン(2006年製作の映画)
3.0
三木聡が監督・脚本のコメディ映画です。

いい大人のリョウスケ・ヒラジ・カホルの3人は、働かずに毎日ブラブラしているダメジンだ。別にやりたい事も無く、毎日が夏休みのようにダラダラと過ごしていたが、近所に住む猫じじいから「インドへ行けば、働かなくても何とかなる」と聞かされ、インドへの想いを馳せる。そんなある日、出所してきたヤクザのササキに強引に誘われて鍾乳洞に遊びに行ったリョウスケ達は、その帰り道、現地に取り残されて野宿するハメに。夜になり、リョウスケ達が眠っていると宇宙人ゴールデンチャイルドが現れ、「インドへ行って人類を救え」とお告げを残し去って行くのだった…。という内容です。え、意味が分からない?奇遇ですね、私もですわ(笑)。

三木監督の映画特有の雰囲気と笑いを、以前観た『亀は意外と早く泳ぐ』で気に入ったので今回この作品を観てみたのですが…雰囲気や笑いは楽しめるのですがストーリーのシュールさというか、内容の意味不明さに観終わった時は唖然としました。そして調べてみると…公開したのはこの作品の方が後なのですが、実はこの作品は監督の処女作で、3年間お蔵入りになっていたらしく。あー、なるほど。この作品から、もう少し一般人に楽しめるよう改良されたのが『亀は…』なのね。納得です。

本当はスコアを2.0にしようかと思いましたが、DVDにあった監督のコメンタリーやらメイキングやらを観ていたら、何だか愛着が湧いてきたので、3.0にしました(笑)。普通に映画観るだけか、この監督の作品が好きじゃなければ、2.0かもですー。
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