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ショート・カッツのパパのレビュー・感想・評価

ショート・カッツ(1993年製作の映画)
3.7
微妙に関係しているごく普通の人達(20人以上)がうんざりする日常を繰り広げる群像劇。

「マグノリア」みたいな映画を探してたので私は減点しませんけど、人によっては延々と繰り返される痴話喧嘩は退屈でしょうね。

事件・事故はあるけど伏線みたいなものはないし、犯人は誰かとかもない。ついでに言うとタランティーノみたいな時間的交差もない。

害虫パンデミックとか水死体とか映画の軸になるような出来事も日常の一つとして深追いしない。

では何が面白いかって言われてもよくわからない。
人の不幸を見てにやにやするワイドショー的な感覚かも。

そういう意味では「マグノリア」の方がだいぶ不幸ですけど。
まぁ、後出しの分キャラもオチも音楽もあっちに軍配が上がる。

何も知らないでこれ観ると3時間後の頭に「?」しか残らない映画。
一番の見所は胸は出さないけど下の毛丸出しでキレてるJ.ムーア様。
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