mikoyan358

ショート・カッツのmikoyan358のレビュー・感想・評価

ショート・カッツ(1993年製作の映画)
2.5
都会に住む人々の群像劇をタイトル通り短い尺で矢継ぎ早に描き、徐々にそのエピソード群がつながっていく形式、今でこそたまに見かけるがロバート・アルトマンはこれをいち早くやったという点で凄い。それぞれがどちらかというと軋轢や怒りなど負の感情のものが多く、共通する登場人物をキーとして全体像のパズルは出来上がってくるのだが、ミルクパズルのように結局ピースが集まっても何も描かれていない事に徐々に気づいていく。しかも最後のアレでくみ上げたパズルすらばらばらにされた感があるからな... 何か監督の術中にまんまとはまった感があり悔しい(笑)。
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