場面場面で見ると色々最高の要素が満載なんだけど、それぞれが有機的に噛み合ってないのがなー。いや、すべてがフィリックスを軸に回ってるし、関連がないわけじゃないんだけど、ちょっと欲張り過ぎ？で、コントラストがあっておもしろい、を通り越しちゃってる印象。意趣返しに乗り込むシーンで、レクイエムが流れてきた時はあまりの唐突さに思わず笑っちゃった。
まあ、殺し屋のアジト（工場？）もババの部屋もシェリーのお姉さんの部屋も絵本に出てくるような佇まいなので、あんまりリアリティは考慮してないよ、って言いたいんだろうけど。結構セリフやディテールに良いところが多々あったので、あと一歩整理してー！と思わなくはなかったというか。
若きポール・ベタニー（って言っても当時29歳なのね）が守護天使なのもベタ過ぎるし、伝説の殺し屋がそこまで気づかないんかい！と思わずツッコミ入れたくらいなんだけど、あまりにもクール過ぎてそれだけで５億点つけたくなった。
