美月

ボディガードの美月のレビュー・感想・評価

ボディガード(1992年製作の映画)
4.5

腕利きのボディガードであるフランク(ケビン・コスナー)のもとに、スーパースター レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の警護の依頼が舞い込んだ。レイチェルが何者かに脅迫されているというのだ。
フランクはレイチェルのボディガードとなり彼女の言動に対し忠告をするが、当のレイチェルはフランクを邪魔者扱いし、彼の忠告を聞き入れなかった。
そんな矢先事件が起こる。この事件をきっかけにレイチェルは徐々にフランクに心を開き、フランクもまたレイチェルに惹かれていく…


うわぁ〜、名作。
邦画で例えるなら、中島美嘉さん主演の『NANA』。
歌手のホイットニー・ヒューストンが女優として活躍していたのを知らなくて、「誰⁉︎この歌の上手い女優さん!」と仰天しました。
『I will always love you』はこの映画の主題歌だったんですね。この作品を凝縮したような歌詞。曲だけでも充分素晴らしいと思いますが、映画を観て、この作品あってのこの曲なのだと心底納得しました。
『I have nothing』も勿論聴いたことはあったのですが、映画の中で使われていたとは知らなかった。
映画を観てこの2曲が更に好きになりました。

無駄な台詞がないんですよね。
主人公のフランクが無口で口下手なせいもある思いますが、全編通して登場人物が自分の心情をさらけ出す場面が少なくて、でも観てる側には演出やお芝居でしっかり伝わる…、そんな素晴らしい作品。
言葉がないからこそ、よりグッとくるんですよねぇ。
ポスターも良いです。自分を守ってくれる頼もしい男性にこんな風に抱き上げられて…、もう惚れない理由が見つかりません。なんてロマンチック。
作品の中で所々に日本色を感じることができて、そこも嬉しかったです。

120分超えの長編映画ですが、この作品を観ていると2時間があっという間に感じます。
本当にすごく良い作品。
私はこの先何度もこの作品が観たくなると思います。
美月

美月