ふぇり

アナスタシアのふぇりのレビュー・感想・評価

アナスタシア(1997年製作の映画)
4.1
子どものころ観たきりで久しぶりに観た。Once Upon a Decemberが死ぬほど好き。名曲!映画自体も大人になって観たら記憶よりずっと良かった。ロシアの最後の皇帝の消えた王女、朧げな記憶を辿る旅、ロマンチック。

アーニャやディミトリ、おばあさまの人物造形がディズニーだとこうならないだろうなという感じがすごくする。どっちかというと大人向けというか…アーニャは記憶喪失だけど気が強くてサバサバしているしディミトリとの喧嘩も楽しい。ディズニー的王道(かわいらしいプリンセス、真実の愛のキス、などなど)から外れていてドラマのリアルさがある。こちらの話だけでも充分に面白くてラスプーチン出てくるたびに「まだいたんだ!」ってくらいサイドプロットだったの笑えた。魔法?使える割に全然成功しないし。潔くラスプーチンなくても良かったんじゃないかな。

子どもの頃からアナスタシアを知ってたディミトリが偽アナスタシアで金儲けしようとしてて本人だと知ったら去ろうとするの切ない。「気が変わったの?」「心が変わったんだ」ディミトリ!!
ふぇり

ふぇり