ReoSakamoto

おつむてんてんクリニックのReoSakamotoのレビュー・感想・評価

おつむてんてんクリニック(1991年製作の映画)
4.0
あまりポピュラーじゃないようですが、期待以上!邦題もグッド。笑
他人や物との接触を極度に恐れる患者と、その医師の休暇を巡ったブラックコメディ。

I feel good, I feel great, I feel wonderful!
リズミカルに唱える起床シーンで始まり、ここで主人公のキャラクター情報がすんなり入ってくる。
担当医が休暇に入ると聞き、どうにか診療してほしいボブが企てる”あの手この手”に掴まれるはず。笑

追い回しては厄介払いされながらも、家族と触れ合うなかで悩みを聞いたり励ましたり、徐々に影響を与えていくボブ。
苦手だった他人との接触をクリアしていく彼と反比例するように、家族とぎくしゃくし始めどんどん精神的に追い詰められるマーヴィン医師の豹変っぷりが笑える。しまいにはどっちが患者なんだか、、という展開に。笑
着地点もきちんとコメディだけど、決して馬鹿にしたり差別的でない描き方に好感持てます。

食事のあとに雨に唄えばを合唱するシーンも良かったなぁ。
All I have to do is take one tiny step at a time!
ReoSakamoto

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