ソロモンとシバの女王のあすなろ文化祭のレビュー・感想・評価

サイレント時代からの巨匠キング・ヴィダー監督の重厚なスペクタクル史劇。この時代大味な史劇も少なくないがこれは堂々たる大作である。何よりもまず古代戦車の数が凄い。これはデミル監督の『十誡』を凌ぐ。1000人単位のエキストラやクライマックスの反射版を使った戦術等見所も十分で監督として最晩年の作品とはとても思えない。作中のシバの女王の踊りも妖艶で、娯楽映画として申し分の無い出来映え。