キッチー

イザベル・アジャーニの惑いのキッチーのレビュー・感想・評価

3.5
物憂げな音楽と同じように展開していく物語。原作は18~19世紀フランスの小説家コンスタンの「アドルフ」。

舞台はフランスの田舎町、伯爵の愛人エレノール(イザベル・アジャーニ)を見初めたアドルフ(スタニスラス・メラール)。彼の回想で二人の恋愛が描かれる。愛人とはいえ二児の母親でもあり、安定した生活をしていたエレノールが、若いがまだ何者でもない青年アドルフに次第に心を奪われていく。そして二人は恋に落ちたかに思えたが...二人の心の変遷が描かれ、人の心もまた、うつろいやすいものだと思い知らされる...

19世紀フランスの上流社会の人々の装いが美しい、そして、イザベル・アジャーニが美しい。それにしても、当時40代半ばの筈なのに凄く若くて素敵でしたね~。

今作は1ヶ月前の初見で寝落ち連続。内容も知らずに観たので、静かに淡々と進んでいくストーリーに眠くなります(笑)
今回は2度目のチャレンジ。途中から微妙な男心や女心を中心に描かれていると解り、内容も入ってきたので、眠くならず最後まで観られて良かったです。
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