空を飛びたいという少女の無邪気な願望が、どうか報われますように。
重力があるせいで、この世では無邪気に飛ぶと死んでしまう。私はそれにずっと納得できないままでいます。私もそうだったからかな。私は、たまたま飛ばずに生きているだけだなあと思う。願望と、その行動から生まれる結果は、相違する。ほんとに飛んだら死んじゃった。「飛んだから死んだんだよ」なんて、なにもわかってない。いや、わからなくていいんだけどさ。
1年くらい前までは飛びたい願望があるのが当たり前だったけど、今は不思議とない。死にたいから飛びたいわけじゃないってわかって、自分の常識に落ちていったからかなあ。
趣味で書いている物語？みたいな、物語になりきれてないような文章で、一番書き進められているものの主テーマ。ただ飛ぶ願望を満たすハッピーなお話。空に閉じこもって、空に受け止めてもらえばいい、という。たぶん書き終わらない。
ライブ会場に赴き、憧れの人と同じ空気を吸うことだけが魂の共有じゃないよね。曲と向き合うことでも近い距離になれる。会場に入れない場面は悲しかったけど、あの少年の魂がちゃんと存在してるということがまざまざとうつし出されていた。
世紀末直前1999年へのロマンを映画にした監督は多いよね。ノストラダムスの予言もあったし、これが終末かもしれないと少しずつ信じて絶望を感じたりしていたのかな。
