このレビューはネタバレを含みます
登場人物全てに苦しみがあって、でもそこから抜け出せず、それでも生てる。そんな現実感のある映画だった。
最初は主人公をいじめている星野が何故このようなことになってしまったのか、本当に嫌な奴としか思えなかったが、星野もこの現象に苦しんでいることがチャットから分かって一気に引き込まれた。もちろん星野がやってたことを正当化する気はないが、きっと非行に走っている人間も苦しんでいて、でもそこから抜け出せないことが1番辛いのだというリアルな感じがあった。
ただレイプされるシーンはリアル感があるが故に見てて苦しかった。
主人公たちが、苦しみを抱えながらも生ている物語は好きなのだがこの映画はレイプのシーンなど辛いシーンが多く、2回見ようとは思えなかった。ただ好きな部類の映画だと思う。
