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真夜中のカーボーイのピのレビュー・感想・評価

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)
3.8
『Tick, tick... BOOM! 』や『遠い空の向こうに』など夢を追い続けたことによって夢を叶えるチャンスを掴むようなまっすぐな話をたくさん観ていたから忘れかけていたけど、大半の夢の結末はこうだよなと思った。
少しずつ崩れていく自分の思い描いていた夢。最初と最後のバスではジョーの表情、服装、志し、全てが全く違っていて悲しくて、だけど先のことを考えると正しい選択のように思えてそのリアルさに苦しくなった。
でもその叶えられない夢がジョーとラッツォの絆を深め、お互いがこの環境を生き抜くために何よりも大事な支えとなったんだと思う。そして生きる道筋を見つけさせてくれた。そこがこの映画の最も大切で、美しいところだと思った。

㊗️500本!
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