ちおりーぬ

真夜中のカーボーイのちおりーぬのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

いわゆるアメリカンニューシネマをほとんど観てこなかったせいなのか、それともアメリカという国やこの時代についての知識がほとんどないせいなのか、よくわからない部分が多かった。

それから、主人公がなぜ男娼を志したのかも謎。性暴行の被害に遭っているにも関わらず、なぜ体を売る仕事がしたいのだろう。

ただ、理想の地で挫折して最低の生活を送らぜるを得ない状況まで追い込まれていくリアリティはとても良かった。その中で育まれた友情が主人公の中で大きくなっていき、最後彼のシンボルだったカウボーイを捨てて、友人の理想の地に相応しい格好になっていたのは胸が熱くなった。だからこそ、ネズ公にはあと数分生きていてほしかった……。