ビターチョコ

エースをねらえ! 劇場版のビターチョコのレビュー・感想・評価

エースをねらえ! 劇場版(1979年製作の映画)
5.0
傑作。
1979年のアニメ映画。
出崎統監督の傑作映画。
杉野昭夫の作画の映画。
88分の青春映画。

●あらすじ
西高テニス部に入部したばかりの(ミーハーな)岡ひろみが、新しく来た(無口の男)宗方コーチから、レギュラー選手として異例の抜擢をされ、苦しみながら成長していく。

では、ネタバレ進行で!


中盤だったか、ひろみが宗方コーチに電話する。
「……」
「岡だな」

未見の人にはわからないかも?
だけど、いいシーンが多数ある映画。
また、この映画は省略が多い。話の省略も多いのだが、演出術としての省略が素晴らしい。
BGMとその選曲もすばらしい!
OPとEDに歌があって88分の短さなのに、ちゃんと1本の映画として成立していて、つまり(原作漫画やTVシリーズの)ダイジェストになってないことが素晴らしい。

●余談
長身の人は今の日本では多いが、40年以上前は珍しかった。いま15歳の少女は「170cm以上」が2割のイメージだが、40年以上前だと1割いなかった気がする。

テニスの世界的な女性プレイヤーは長身だ(180cm以上が当たり前)。岡の身長は不明だが、原作のプロ編ではどんな活躍をしたのか? 私は原作漫画やOVAの続編「2」は知らず、この映画版とTVアニメ版で満足している(TVアニメは第一期だけ)。