りょーこ

恐喝こそわが人生のりょーこのレビュー・感想・評価

恐喝こそわが人生(1968年製作の映画)
3.5
タイトルに惹かれて借りた深作監督による60年代クライム・ドラマ

東映で言うこときかない深作さんを松竹で武者修行してこいや!って出した時に撮られた作品らしい(笑)

勿論松竹では異色の作品になったw

そんなことも聞ける特典映像もアリ☆

火炎瓶ぶん投げて車も爆発する元気な時代の邦画でした!



元チンピラの村木(松方弘樹)。

関(室田日出男)、野口、お時と共に、恐喝稼業を始め、稼ぎまくる。

ある日、政界の黒幕である水野(丹波哲郎)と高利貸の遠藤が関係しているのを知り、ドデカい恐喝を仕掛けようとするのだが……



そもそもが恐喝で生きるというチンピラたちの話なので、主人公たちにあまり共感出来ないのは残念w

とはいえ、チンピラはチンピラらしく土臭くやってくんでぃ!って勢いは良かった♪

ストップモーション、イメージフラッシュ、独白等の使い方も面白い!
松竹では嫌われる撮り方らしいけど(笑)

ラストのほぼゲリラ撮影なシーンは迫力あり!
周囲の人々の反応がリアルで良かった!!

特典にある監督の裏話や松竹や東映の話もとっても面白かったです!
頑固ではあったけど、本当にイイモノを撮る妥協しない素晴らしい監督だったそう!!

松方弘樹の風呂上がり全裸のおケッツから始まる景気の良い邦画でした☆
りょーこ

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