えりみ

恐喝こそわが人生のえりみのレビュー・感想・評価

恐喝こそわが人生(1968年製作の映画)
4.0
WOWOW松方弘樹追悼特集5本録画のうちのひとつ。
オープニングが軽くて意外!しょっぱなの松方さんはまるで「天才・たけしの元気が出るテレビ!! 」のキャラ(あれは素か)。
深作監督やったはずなのに。
その後はストップモーションの多用等、深作欣二カラーが色濃く。
ラストも深作監督らしい終わり方で格好いい♪犬死にやけど。
1シーンだけ登場のフツーの格好した川津祐介の「どうも」が効いてる~
やくざでもチンピラでもない役の松方さんはスマートで男前。
そらモテるわね。
ベッドシーンが何回も出てくるがバストトップだけはがっちりガード。
’68年の映画らしく、人気女優さん役の人はツイッギーファッション。

ケチな強請屋からどんどんスケールの大きな恐喝をこなすストーリー。
ブルーフィルムってやつも出てくる。
遂には国家を揺るがすような大ネタまで(敵ボスに丹波哲郎)。
ネタの握り潰し方までスケールがでかすぎてびっくり。
松方さん率いるチームメンバーは、
室田日出男にジョー山中(ボクシング披露!)、紅一点に佐藤友美。
最初の方から微妙な関係を漂わせていた佐藤友美さん(大好き)も遂には松方さんと車の中で情熱的に×××
火炎瓶にダイナマイト爆破の効果音つけたり、血糊がトマトピューレみたいだったり口笛のBGMをこれでもか!と使ったりw

今調べたら、同じ原作でこれより5年前に一度映画化されてるみたい。
「わが恐喝の人生」東映でキャストは梅宮辰夫に千葉真一やって。
気になる。
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