ろまらん

クラムのろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

クラム(1994年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見逃してて、配信ありがとう。古い映画だったとは知らず。
凄いドキュメンタリーだった。重い。フリッツザキャットの絵だけ見たことあった何も知らない人だけど、始めの、「絵を描いてないと‥」の言葉で本物とわかる。で、めちゃくちゃ絵が上手。そりゃそうか。アングラ的で中庸を嫌う作風、自分の過去を振り返る作品も。人からの評価など気にせず自分のために描いてる感じ。
彼の生い立ち、家族との関係が語られる。高校でのお兄さんへのいじめ、人の人生壊しといて笑ってた奴ら、神様は見てるからね。ヨガの苦行毎日してる弟さんの話も苦しい。撮影中ずっとヘラヘラ笑ってるクラム、笑ってないとこんな話聞けないよね。ずっとそうして自分を守って来たのかな。
有名になっても満たされなかったけど、理解してくれる奥さんや子どもたちがいるのが救い、移住したプロバンスでのんびり暮らしててほしいな。
最後のテロップ‥。
ろまらん

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