りょうすけ

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒のりょうすけのレビュー・感想・評価

4.0
「キートンのセブン・チャンス」

27歳の誕生日の午後7時までに結婚しないと、遺産がもらえないのに、意中の相手には振られ、仕方なく手当たり次第に相手を見つけようとするバスター・キトーン監督監督作品。

バスター・キートンらしく無表情で感情は表に出さないキャラクターだけど、ロマンチックな恋物語だった。最近チャップリン映画を観ていることもあり、2人の喜劇王の比較もできる。

本作では、同僚に花嫁探しの新聞記事を出されたことで教会に集まった大量の花嫁に追いかけられるシーンが圧巻のアクションシーンで、キートンらしさ全開だった。

チャップリンは紳士的だけど、背も低く顔もかっこいいって感じではないけど、キートンはスラっとしていて顔もかっこいいイメージ。2人ともロマンチックな恋物語を描くけど、それぞれに違った良さがあってまたいい。

ラストの展開はあるあるだけど、この映画を参考にして同じようなシーンを作った映画も多いだろうな。展開的にも映像的にもとても100年前に作られたものとは思えないほどの大作。
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