真っ黒こげ太郎

ブラッディ・バレンタイン 3Dの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.0
警官の人の声が某王子の息子みたいだなぁと思ってたら、本人でしたw
(CV:草尾 毅さん)



バレンタインで盛り上がる炭鉱の町、ハーモニー。

ハニガー炭鉱起きた爆発事故で5人の炭鉱夫が地中深くに行き埋めになり、皆を殺して唯一生き残ったハリー・ワーデンは昏睡状態から蘇生するや否や精神病棟の人々を惨殺し脱走、そのまま炭鉱の人間を殺しまわるが警官に銃で撃たれそのまま炭鉱に行き埋めになった。

10年後、眼前で殺人事件を経験したことから、筆頭株主のトム・ハニガーは炭鉱を売るために戻ってきた。
一方、ハーモニーでは心臓を抉られる凄惨な殺人事件が発生。
街中でハリーが戻ってきたと噂が広まっていった…。



バレンタインで賑わう炭鉱町で謎の殺人鬼が殺戮を繰り広げるスラッシャーホラー。
1981年の「血のバレンタイン」のリメイク作。

オリジナル版がカット版しか観れず、今度こそは!と切り株を求めて鑑賞した訳だが、今回は完全版で観れたからか需要をきちんと満たしてくれた。

ツルハシが刺さるシーンは勿論、口をスコップやツルハシで割かれたりと見事なゴア描写が随所に渡って大炸裂!!!!
これだよ!!!!これを待ってたんだ!!!!wwww

お話は王道で、所謂「誰が犯人か!?」的な内容だが、それなりに楽しめる。
話の展開や犯人の正体などもオリジナル版とは違っており、その違いも中々面白かった。


ただ、オリジナルとお話が違うのはまぁ別にいいのだが、基本的に主人公側が疑心暗鬼でいがみ合ってるシーンばかりはいるので、オリジナルにあった「バレンタインで皆が浮かれる中に殺人鬼が!」的な要素が減ってしまっていた。
その所為か、オリジナル版よりバレンタインである必要性が薄まってしまったのは残念。
後、本作のメイン人物が”帰ってきた行方知れずの男”だったり”警察官とその妻”だったりするので、炭鉱要素もかなり薄かったような…。

後お話も冒頭の殺人シーンが急すぎたり、登場人物の行動に少々変な所があったりと、お話的にはちょっと難がある。
後、殺人鬼の正体に関しては賛否両論ある気がする…。
(個人的にはちょっと無理がある気がした…。)

正直ちょこちょこ粗はあるが、ようやっとツルハシ片手に串刺しにしまくる絵面を拝めたのでまぁ良かったかな。w

スプラッター描写は抜かりないので、グロ目的で観れば、それなりにイケます。