アメリカンスニャイパー

ブラッディ・バレンタイン 3Dのアメリカンスニャイパーのレビュー・感想・評価

3.8
バレンタインが近づいて♪
炭坑の地下も揺れる
計算する女の子
期待してる男の子
...対決の日が来た(意味深)

僕の数少ないお気に入りYouTuber「浅井ラム」ちゃんイチオシの一品。彼女のオススメ映画を幾つか観ているのだが、これが結構良作!リメイク前の『血のバレンタイン』も観たが両作とも楽しい!
映像技術の進化に伴い、より残虐になった殺人描写が恐ろしい!さすがLIONSGATE!旧作を想わせる“ドラム乾燥機”や“吊り作業服”のアイコンの登場も嬉しい。

28年ぶりにリメイクしたかったというよりは『スーパーナチュラル』の兄貴ジェンセン・アキレスのアイドル映画として作られた感がある。しかし、前作で補完できていなかった辻褄や印象の弱かったオチを改変しているのも好印象。

そして特筆すべきは殺人鬼:ハリー・ホーデンのキャラクター性がgood!
ガスマスクにヘルメットと作業服という一見地味だが画になる姿、
一発で義理とわかるチョコ“心臓”を置いていく計画性、突如現れるサプライズ精神といい、ホラー映画の主役として一人立ちできる要素がたっぷり。正直、もっと世間一般に普及してもいいキャラを持ってると感じた。
そして殺傷から障害物の破壊、防衛まで使える便利な凶器:ツルハシ!本作は刺して、削って、壊して、抉って、殴ってと暴力性の強いツールとして印象的。これほど凶悪な道具だったとは改めてツルハシの恐ろしさに感服。

町内の疑心暗鬼が渦巻くなか、誰が殺人鬼なのか最後まで正体がわからないハラハラ感と主人公達の三角関係も前作同様見所。前作を観ていて犯人がわかっているとよりドキドキするかも?