れん

笑の大学のれんのレビュー・感想・評価

笑の大学(2004年製作の映画)
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男が心から楽しそうに笑うシーンの背景。短く切り替わる当時の日常の風景。見事でしたよね、これには射抜かれたなぁ…。
役所広司と稲垣吾郎が演じる映画版。舞台が高い評価を受けているのは知っているけれど、丁寧に、エッセンスを大事にして、これまで観る機会がなかった人たちに届けられた魅力溢れる一作となっています。
2004年の役所広司の超圧倒的な向坂に泣きましたっけ。彼の生い立ちや前の赴任地のことまで浮かんできて、なんだか本当に泣けて泣けて。
緊張感はずっとあるのに、新鮮で優しい時間で。何かがこんな場でも誕生するんだ、という驚きもあって。

三谷幸喜が自ら演出した内野聖陽と瀬戸康史の舞台も今週末WOWOWで放映予定とか。
こちらも楽しみ!
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