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百万弗の人魚のyaaaのレビュー・感想・評価

百万弗の人魚(1952年製作の映画)
4.0
ミュージカル映画として踊ってばかり+豪華な水中ショー見たいなと思ったら意外な程真面目なアネット・ケラーマンさんという水泳選手の伝記映画であった。
彼女の半生がなかなか面白く、幼少期は足が悪かったが近くの川で泳いでたら足が良くなった、文無し同然の所をテムズ川遠泳で一躍有名人からの太もも出して裁判沙汰そして水中ショーのスターへと駆け上がるを詐欺師ギリギリの興行師の真面目な恋を絡めてドラマ重視でした。けれどテムズ川遠泳のセットの不自然の無さや、結構細かいハリウッド映画の撮影風景など「画」的にも面白い。
でクライマックスでは無いのだか水中ショーがすざましい。
豪華絢爛を通り越して凄すぎて笑えしまう。バベルの塔のように人類はどんだけ欲張れるのか。もう遥か上空からの空中ブランコがいくつ揺れてそこからの水中へダイビング。巨大なプールに火山爆発のようなスモーク。こんなセット撮影アリなのか!と驚愕しかない。もう素晴らしきエンターテイメントなんですけど度を越し過ぎて愛すべきアホ感満載。
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