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8 1/2の女たちのこのレビュー・感想・評価

8 1/2の女たち(1999年製作の映画)
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よく裸になる。
明らかに一段露骨な会話。父親と子ども同士のやり取り。露骨であることが逆に無機質な印象を与えている。
ペニスに対する直接的な言及が多い。
監督のパーソナルな部分がよく出ていると思った。父親への同情と、女性への恐怖。
エンディングで鳥の声は新鮮。
均整が取れすぎたような構図ではなくなっていて、カットがお互いに干渉しあわないような無機的な雰囲気が無くなっていた。しゃれた雰囲気になってしまっているのが物足りなくてあまり集中できなかった。
登場人物は、他のグリーナウェイの作品よりも対話で自分の事を語る傾向が強いと思った。会話のテンポはよく作ってあって、台詞が終わった後に頭の中でもう一回唱え直してしまうところも何カ所かあった。主人公の話し方が頭に残る。
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