体当たり攻撃(特攻作戦)の決断者の一人として語り継がれる軍人大西瀧治郎の物語
人命の尊厳を軽視する作戦。誰も承認しようとしない作戦。その中、苦しい戦況や隊員の闘志が体当たり作戦の決断に至った経緯として描かれている。苦悩の末に決行されているが、一定の効果が確認されると特攻作戦の乱発される姿勢に傾いている恐ろしさが描かれていた。
特攻こそ勝利の考え方となった狂気、
特攻で散った命のために戦い続ける負の連鎖、
滅びるまで戦い続ける信念、
決断に至った言い訳、
苦悩を表現する美化、
狂気に満ちた終焉、
そして終戦に至る。
終戦から約30年後の作品、
戦争が忘れ去られたような演出の国鉄渋谷駅前
終戦を迎え責任を痛感し、
割腹自殺する大西を長々と映す。
割腹自殺を決行してもなかなか死なない、驚くべき生命力はWikipediaによると事実のようだ。