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メイトワン-1920のLGのレビュー・感想・評価

メイトワン-1920(1987年製作の映画)
4.0
傑作。丁寧な話しの積み上げの合間に演説やキャッチボールをしながらの会話といった流れてるリズムとは逸脱した“間”を差し込む事により独特の緊迫感と高揚感を演出しててやはりジョン・セイルズは“間”の作家だと思わされる。向き合って始まった撃ち合いが怒涛の編集を経て労働者からその家族にまでも闘う(撃つ)権利を与え連鎖する怒りが一気に町とその外側へと向かって波及する異様な凄まじさには圧倒される…。撃ち合いが終わり暴力の過ぎ去ったそこに残された虚無感もこれまた凄まじい…。何度も死体撃ちするババアの姿には泣く…
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