ゆめたろう

アラビアのロレンスのゆめたろうのレビュー・感想・評価

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)
4.5
ダイナミックな構図に負けず劣らずの広大なロケーション、圧倒的なモブのアクション。映像美に頬を引っ叩かれる感覚。

あぐらかいて座談するキャラクターの前でぺたんこ座り(女の子座り)をしたり、一挙手一投足がマッチョな軍人像に似合わぬナヨナヨしさ。おそらく同性愛であろうという批評も頷くところではあるが、マイノリティの生きづらさよりも文化系の非マッチョなロレンスが、勇ましいマッチョな男性像にとらわれ挫折する物語としての印象が強い。列車爆破後のシーンで勇ましく祭り上げられるものの「そこはあなたの居場所じゃない」感がなおさら際立つ。


そして、ラクダがあんなに早いものだとは知らず。勉強不足を恥じる。
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