たーぼーん

太陽の墓場のたーぼーんのレビュー・感想・評価

太陽の墓場(1960年製作の映画)
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ドヤ街や広大な空き地等、お目当であった当時の大阪の風景が素晴らしい。
津川雅彦の出演作だからか、カラー作品であり、夕焼け空のシーンが鮮やか。阪神高速以前の大阪とはこんな色の場所だったのか。
ドヤ街の人々を演じる豪華役者勢も魅力的であった。左卜全だけでなく、何言ってるのかわからん気味の者が何人かいたが、名演技である。
彼らの中の誰と誰がその後の激動を経て、ドヤから抜け出し郊外の団地とかに住む様になっていくのか、やはり皆それを強く望んでいたのか、そういった事も気にしない訳にはいかないのだった。