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細川ガラシャの六のレビュー・感想・評価

細川ガラシャ(1952年製作の映画)
3.8
やはりこちらも素晴らしい、ヤスミンテイストが溢れていた
二人の恋の始まりは「一目会ったその日から恋の花咲くこともある」ってやつ
(ジェイソン側は昔から好きだったフシがあったが)
異なった民族である二人の恋をそっと見守る家族や友達の優しさに心打たれる


そしてタレンタイムでもそうだったが
民族や宗教が絡む映画と聞けば
暗く重い内容では?と敬遠してしまう人もいるだろう
しかしヤスミン監督はここに「笑い」を入れてくる
これが絶妙の間なのである
悲しいシーンの間にちょっとした笑いを添えてきたりと
見てるこちらをクスッとさせるのも上手いね


結末に関しては、、決してハッピーではないけど
バッドでもないような気もした
とかく恋というのは甘酸っぱいだけではないし
とても辛い恋をする人もたくさんいるのだから

と分かったふうに言ってはみたが
長いことしてないな、、、恋
もう失恋でもいいから恋がしたい(笑)
と思えた恋物語。
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