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大列車強盗団のjunのレビュー・感想・評価

大列車強盗団(1967年製作の映画)
3.4
1963年にイギリスで起きた有名な列車強盗事件の映画化。冒頭のカーチェイスは非常に迫力がありスティーブ・マックイーンがこのシーンを観てピーター・イェーツに目を付けたという逸話も充分に頷ける。列車強盗のシークエンスは計画から実行まで比較的淡々と物語が展開するが犯行後に仲間の失態から徐々に警察に追いつめられていく様子はスリリングだった。犯人のうちの1人でヒッチコックの「フレンジー」でおなじみのバリー・フォスターが出てくる。当時のロンドンのさまざまな風景が観られるのも楽しい。作品中でミニクーパーが頻繁に登場したり走るトラックの荷台から滑るように地面に降りてそのまま走り去ったりするのが「ミニミニ大作戦」っぽいなと思ったらこの作品のプロデューサーでボスのクリフトン役で出演もしているスタンリー・ベイカーはノークレジットだが「ミニミニ大作戦」にも関わっているようでひょっとしたらこの作品が「ミニミニ大作戦」のヒントになったのかななんて考えてしまった。
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