深作欣二&鶴田浩二の激渋任侠もの
シャバに出て来たやくざが酷い目にあういつものおはなし
ジャケットを観ると鶴田浩二と丹波哲郎が主役みたいだけど丹波哲郎はほとんど出て来ません、存在感ある役だけども…
高度経済成長を象徴する風景に前時代的な着流しヤクザがいるというミスマッチが面白さにつながっていない。
クライマックスの殴り込みもカタルシスに乏しく、その前のチンピラが本懐を遂げるシーンのほうがスカッ…
丹波が鶴田に2人で解散式してくれって言う場面BLすぎて笑った。立ち上る炎、バックに埋立地と工場地帯、おれたちの今までとこれから、忘れちゃいけない人情、粋な世界がそこにはある。養鶏場など世界観は良くラ…
>>続きを読む渡辺美佐子にしては珍しい東映作品。しかも相手が鶴田浩二の任侠映画。出所した鶴田に待ち受ける解散した組の残党の対立。愛した女・美佐子は鶴田の子をもうけ養鶏場を営んでいる。埋立地のバラックとコンビナート…
>>続きを読む2/13@シネマヴェーラ渋谷
ヤクザの鶴田浩二が8年の服役を終え出所したが、所属していた組は既に解散していた。
かつての仲間たちは表向きは真面目に社会人をやっているのだが・・・
時代に取り残され…
「俺が臭い飯を食ってる間に、アンタらは切った張ったの裏社会から表のビジネスに乗り出して、損得勘定の代わりに義理人情ってもんを忘れちまった」…みたいなベッタベタな内容だけどロケーションとカメラワークが…
>>続きを読む筋立ては毎度お馴染みの真っ当な任侠映画。ヤクザ映画のフォーマットに極めて忠実。
だが、舞台がお馴染みではない。
1967年の東京湾の埋立地。コンビナートが建つ傍らに木場が残りバラックが広がる。深…
ヤクザが正業に鞍替えしたあとの話なので、仁義なき戦いシリーズと比べると些か地味。同じ深作が2年後に撮った『日本暴力団 組長』の方が配役も豪華で見応えがあるかな。
金子信雄がちゃんと殺されるので、その…