本作が、個人的な深作作品のフェイバリット、というより、それに近い一本なのは、基本スタイリッシュ(画面を傾け、寄る以外にズームを小刻みに使い、素早いアクションのカッティングがあっても、角度・図…
>>続きを読むKINJI FUKASAKU FILMS 14/60
鶴田浩二主演の1963年作品『人生劇場飛車角』で仁侠ヤクザ映画のブームが訪れたそうだ。そして1967年に作られた今作は、深作欣二が初めてメガホ…
石油コンビナートの建設利権を巡る「経済ヤクザ」だらけの中で、ドスで勝負する「任侠路線」な鶴田さんが拝めます。
コンビナートの前で古風な、ちょっぴり時代に取り残されたヤクザ二人が「解散式」をするシーン…
仁義なき戦いを仕掛けてくる現代ヤクザに対して、義理と人情で立ち向かう鶴田浩二に、決してカタルシスは無い。
任侠の無意味さを説きながら利潤を追求する因縁の敵・渡辺文雄は主人公どころかつまらぬチンピラに…
「俺たちが叩き込まれた任侠道なんてのは、親分衆が兵隊をこき使うための都合のいいお仕着せだったんだ。そんなもんは早く脱いじまわねぇとバカ見るぜ」
「お仕着せだかなんだかしらねぇが、俺にはぴったり身に…
ムショから出てきてみたら世の中すっかり変わっていたみたいなありがちな話で、『とんかつ大将』みたいな医者が出てきたり何だか色々と混ぜた感じ。
思わせぶりな丹波哲郎は何のために出てきたのか。渡辺文雄がせ…