バルスーズのゴム水のネタバレレビュー・内容・結末

洒落たオープニングから即、一目見てバカだとわかる二人組がでてきてニッコリ。行き当たりばったりっぷりがおもしろいロードムービーなんだけど、やってること(特に女の扱い)が普通にひどくて気持ちの置き方に困る。フランス映画で描かれる犯罪はどこか嫌悪感を抱かせる、爽快感のないものが多い気がする。最後はアメリカンニューシネマみたく死ぬのかと思わせといてそれもなし。ただ、締めくくり方がよくて、モヤモヤしたままいい感じに丸め込まれてしまう。その割り切れない、ズルズル生き続ける感じ含めて、なんだかんだ好きな映画になってしまった。

時間をすっ飛ばして省略する編集も気持ちいい。川ぶん投げテンドン声出してわらった。