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セブン・デイズ・イン・ハバナのsadieのレビュー・感想・評価

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キューバの1週間を題材としたオムニバス映画。

各話に共通するテーマは恋愛、車、音楽、貧困等であるがストーリーに関連性はないと思われる。

それぞれの作品を世界的巨匠が監督しているが、それほど製作に要する時間がなかったためか緩めな脚本が多く、台詞は脇役で映像で見せるような作品が多い。

特に4作目はほぼ台詞もないが、各カットが印象的な画角で撮られており、また色彩の豊かさにも素晴らしさを感じた。

一方で5作目のギャスパー・ノエ作も同様に無台詞の作品であるが方向性が全く違う。

それぞれの監督によってキューバの形や解釈が広がることで、ひとつの主題に幅を持たせることができるのかと驚いている。
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