NoAceJustYou

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2022/09/25鑑賞。68点。
何度も観たくなる映画ではないけど、めちゃくちゃ好きな映画。
・許せないけど憎めない

〈あらすじ・ネタバレあり〉
1990年代のサンフランシスコ。
記者のダニエル(演. クリスチャン・スレイター)は、異質な雰囲気を醸し出すルイ(演. ブラッド・ピット)という男が気になり、尾行する。
尾行に気づいたルイは、ダニエルを家に招き入れ、自分がヴァンパイアであると明かす。
にわかに信じられない話だが、気になったダニエルは200年以上生きているというルイの話を聞くことにする。

1791年のニューオーリンズ。
当時24歳だった大地主・ルイは妻子を亡くし、自暴自棄になっていた。

誰かに殺されることを望みながら町を歩いていたルイを1人強盗が襲い、ルイは気絶。
そんなルイを強盗から救ったのは、ヴァンパイアのレスタト(演. トム・クルーズ)だった。

レスタトは、人一倍繊細な心を持っているルイに関心を持ち、「君が望むなら人間とは違う生き方を与えてやる。永遠に若いまま、永らく生きられる」と。
ルイはヴァンパイアになることを選ぶ。

ヴァンパイアは生物の血を飲まないと生きられず、普通の食事や飲み物では空腹を満たせない。
レスタトはどうやって人間を殺して血を吸うのかやり方を教えるが、道徳心の残るルイは人間を襲うことを拒み、野鳥やニワトリの血で飢えを凌ぐ。

飢えの限界が来たルイは奴隷たちを守るため、自分の屋敷に火を放ち、住まわせてる奴隷たちを追い出す。

家を失ったルイとレスタト。
ルイが夜街を歩いていると、ペストの蔓延により家族を失った少女・クローディア(演. キルステン・ダンスト)と出会う。本能に負けてクローディアを噛んでしまったルイは、レスタトが言い続けていた快感を知ってしまう。
レスタトは、クローディアをヴァンパイアとして生き返らせる。

レスタトとルイ、クローディアは共に行動するようになる。クローディアは子供ゆえに欲望に忠実で、すぐにヴァンパイアとしてどのように人間を狩るか学ぶとすぐに実行する。

それから月日が経ち、1821年。
クローディアは30代の女性になったが、その見た目は幼い少女のまま。大人の女性になりたいと願うクローディアは、その願いが叶わないのがヴァンパイアであるからだと知る。そして、ルイに1度命を奪われ、ヴァンパイアとして蘇らせたのがレスタトであることも知るのだった。

レスタトに憎しみを抱いたクローディアは、彼の好物である美少年2人をアヘンで殺す。
死体の血はヴァンパイアにとって毒であり、レスタトを殺す手段になり得ると思ったのだ。
レスタトは、クローディアから貢物として受け取った少年2人がまだ生きていると思って飲む。
レスタトは力付き、ルイは彼を沼に埋める。

しかし、ワニやカエル、ヘビの血を飲んで生き延びていたレスタトが再び目の前に現れ、ルイはレスタトの体に火を放つ。
ルイとクローディアは、新しい人生を始めるためにフランス・パリへ渡る。

ルイの前に、パリを拠点とするヴァンパイアたちの指導者・アーマンド(演. アントニオ・バンデラス)と現れる。
アーマンドは、自身が経営する劇場にルイとクローディアを招く。

「ほとんどのヴァンパイアが自分の力に驕って堕落しており、生きるのに値しない。人間の繊細さとどんな時代にも適応できる価値観を持つ君こそが、ヴァンパイアとして生きるのに相応しい」

アーマンドにかけられたその言葉は、ルイの心を揺さぶる。ルイは、アーマンドの弟子になることを望むが、その条件としてクローディアとの決別を求められる。

そんな中、レスタトを殺害したことがヴァンパイアたちにバレてしまい、ルイとクローディアは処刑されることに。 
間一髪のところでアーマンドに命を救われたルイは、クローディアがすでに処刑されたことを知らされる。
ルイは、処刑に関わったヴァンパイアたちを皆殺しにする。

ルイは、アーマンドに会いに行く。
クローディアを処刑するよう指示していた黒幕は、アーマンドだった。アーマンドはルイを弟子にしたがっていたが、彼がクローディアを捨てられないことを見抜いていた。クローディアさえいなくなれば、自分の元に来ると踏んでいたのだ。

アーマンドは永遠の命に嫌気がさしており、死ぬことができないならせめて人間の感情を取り戻したいと思っていた。そのためには、人間の心を今も持っているルイが必要であり、彼から学ぼうとしていたのだ。

殺すよりも生かし続ける方が苦しむと気づいたルイは、あえてアーマンドを生かし、立ち去る。

孤独になったルイは、ニューオーリンズに戻る。そこで覚えのある死臭を感じ取ったルイは臭いを辿って、廃墟に身を隠すレスタトと再会する。
レスタトは衰弱しており、ルイにさえ怯える様子。その夜が、最後にレスタトと会った日だと言うルイ。

ルイの話を聞き終えたダニエルは「自分もヴァンパイアにしてくれ」と頼むが、「ここまで話を聞いても、地獄のような苦しみを味わっていることが分からないのか」と逆鱗に触れてしまう。

追い出されたダニエルはとくダネを手に入れたと大喜び。そんな彼の前にレスタトが現れ、噛み付く。レスタトはかつての容姿を取り戻しており、ダニエルに尋ねる。
「ヴァンパイアになりたいか?このまま死ぬか?選ばせてやる」
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