浅野公喜

スウィート・ロードの浅野公喜のレビュー・感想・評価

スウィート・ロード(1989年製作の映画)
3.5
ある事をきっかけに心を閉ざした少年を腹違いの兄が施設から連れ出しゲーム大会が催されるカリフォルニアを目指すロードムービー。当時子役で有名だったフレッド・サベージやブレイク直前のクリスチャン・スレーターが出演。

少年がゲームが得意なことからそれで旅費を稼ぎ、途中ネバダ州リノのカジノに立ち寄る点等から「レインマン」の影響も感じる今作、バラバラだった家族の再生を描くドラマとしてはちょっと弱い印象も否めませんが少年達を追う親達と賞金稼ぎのちょっとしたバトルや大会の会場となる場所でのアトラクション内の逃走劇も用意され気軽に観る分には結構楽しめ、「スーパーマリオブラザーズ3」「忍者龍剣伝」「ハイウェイスター」「ロックマン2」「忍者タートルズ」等当時のゲームが数多く取り上げられ台詞では「リンクの冒険」、コントローラーではパワーグローブも登場したりと任天堂の影響力の高さや80年代後半における北米のゲームカルチャーを知れる貴重な作品と言えるかもしれません。

89年の作品らしくニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックやボビー・ブラウン等のヒット曲も流れトラックの運転手役で「ラスト・アクション・ヒーロー」のブチギレ警部補を演じていたフランク・マクレーも出演。
浅野公喜

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