友情の章(the chief)
愛情の章(Sam)
旅立ちの章(ah long)
3つのチャプターから成るスタントウーマンの人生模様。ミシェル・ヨーが007映画でボンドガールを演じる一年前の作品です。
香港映画で活躍するスタントウーマンのミシェル・ヨーはサモ・ハン監督に見出され頭角を表し、恋に仕事に大忙し。実際のミシェルもサモ・ハンに見出されて『デブゴンの怪盗紳士録』で映画デビューしてるね。
高架橋の上からサモ・ハン監督に押されて落下するミシェル。エンドクレジットに「ミシェルはこの映画の撮影中に重傷を負った。全てのスタントマンにこの映画を捧げる」とテロップが出て、着地点のマットレスの上ではグターとなって動かないミシェルをスタッフたちがマットレスごと搬送。
これが『カンフー・スタントマン』を見る前と見た後じゃ印象が全然違ってくるんだわ。あのドキュメンタリーを見る前だったら「だから何??」って内容だもんね。
スタントマン(ウーマン)だって一人の人間、普通に人としての生活があるんだよ、ってのが伝わってくる作品でした。