アルフレッド・ヒッチコック監督作品。普通の結婚生活を送っていた夫婦が、手続き不十分により実は結婚が認められていなかった、という事実を巡ったスクリューボールコメディ。

すごい！ヒッチコックなのにサスペンス要素が一切無いぞ！後にも先にもヒッチコックでこのタイプの映画は多分無いはずです。

聞くところによると、キャロル・ロンバードのために脚本そのままに撮られた映画なんだとか。

これ何も知らんと観たらヒッチコックって分からんなぁ💦逆に意識すると、らしく無さ過ぎてあまり面白く感じなくなっちゃいました😅

ワンチャン、ブラピとアンジーの同原題作品のリメイク元か何かとも思いましたが、おそらく関係はなかったと思います。

同情

ごく普通の結婚生活を送っていたスミス夫妻
しかしある日、弁護士から手続き不十分により、法的には結婚が認められていないと指摘され、2人は好き勝手な行動をとり始める……

ヒッチコックがアメリカで製作したラブコメディ

それぞれの行動をコミカルに

関係性
ゴタゴタしてます

淡々と描かれている印象です

毎日喧嘩が絶えないスミス夫妻は、州法で定められた正式な夫婦ではないことを知り仰天。

以来２人は別々に行動を取るようになり、やがて互いに恋人ができてしまう。

喧嘩の絶えない夫婦の巻き起こす騒動を描いたラブコメ。

主演女優キャロル・ロンバードの要請で撮った、ヒッチコック唯一のラブコメです。

大多数の彼の作品で起こる殺人や、サスペンス要素は一切なし。

まだまだ観たいヒッチコックものがあるのにも関わらず、あえてこの作品を選んでみる。

夜中に白黒のサスペンスやホラーって怖いしね…。

とはいえ、夫婦の心理合戦を終止描いていて、人の心理に注目してるのはヒチコックらしい…のかな？？

特筆すべき点はないけれども、結構細かいところで笑いました。

この夫婦、喧嘩をした後は仲直りするまで寝室を絶対出てはならないという無茶なルールがあります。

もちろんその間、夫は仕事へも行けません。

夫はそんな生活にちょっと嫌気も…。

ある日、ひょんなことから結婚していたはずの夫婦が、役所の手違いで、実は法的には結婚してなかったということが判明。

さあ、ここからがおもしろい。

実際別れてしまうことになってからのお互いの行動が、今まではどちらかと言うと妻の方が好き好きな状態であった関係が、逆に夫が妻を追いかけるように。

追いかけても追いかけても冷たくあしらわれる。

それでも頑張る夫くん。

さあさあどうなる？スミス夫妻。

妻のかわいらしさが、また夫の妻への深い愛が表現されており、こんなヒッチコックの作品も良かったのではないかと思いました。

夫婦喧嘩を解消してベッドから出てくるさま、テーブルの下で夫に足をすりよせて甘えるさまなどは、わがままだけどとにかくかわいい。

妻を困らせようと企んだ夫が、隣の席の女性に口パクで話しかけている振りをするシーンや、遊園地のパラシュートでの宙吊りのシーン等、クスッと笑える箇所も良かった。

奥さんを演じたキャロル・ロンバードは、この映画の翌年に飛行機事故で、33歳にして母親と共に亡くなりました。

鬼のように美しい女優でした。

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