ボブおじさん

花嫁のパパのボブおじさんのレビュー・感想・評価

花嫁のパパ(1991年製作の映画)
3.6
わかりやすい、余りにもわかりやす過ぎるぞスティーヴ・マーティン(笑)。娘を花嫁として送り出す父親の心情は、うれしいような、寂しいような…。それは古今東西どこでも同じ。

まあ基本的には相手がどんな男だろうと気に食わないのだ。何かにつけてケチをつけて反対し、隣で妻は呆れ果てる…。

そのプレッシャーのせいで式が近づく毎に混乱していく親馬鹿パパをマーティンが、まるでチャップリン映画のようなリアクション芸で楽しく好演。娘の幸せそうな姿を温かく見つめる母親役のダイアン・キートンとは対照的😊。

娘役の美少女キンバリー・ウィリアムズのウェディングドレス姿もキュート。その弟役は「ホーム・アローン」で兄マコーレー・カルキンと共演していたキーラン・カルキン。

果たして父親は〝型の古いシューズ〟なのか?原作はエドワード・ストリーターの小説〝Father of the Bride〟で、本作はそれを映画化した1950年の名作「花嫁の父」をコミカルにリメイク😊

〝花嫁の父親の心境〟という普遍的なテーマは、国や時代を超えた共感を得られるのだろう。本作は続編も作られて2022年にはアンディ・ガルシア出演でリメイク版が公開された。


〈あらすじ〉
中流家庭の父親ジョージは、ヨーロッパ留学から帰国した娘のアニーが突然、結婚すると言いだしたことに大変なショックを受ける。以来、相手の男性ブライアンが娘にふさわしい性格かどうか疑ったり、式の段取りを決める打ち合わせから逃げだしたり、警察の厄介になったりと、落ち着きをなくしたジョージは次々に事件を起こしてしまう。それでも妻ニーナに説得され、結婚式の準備に向き合うようにするが……。