FURU

渋滞のFURUのネタバレレビュー・内容・結末

渋滞(1991年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

感想書きたくて、久しぶりにDVD見直しました。
1990年12月30日。
故郷の真鍋島に帰るために出発した4人家族。
ショーケンは、家電量販店で働いてるお父さん。ハッピ姿が似合ってたなぁ。
お母さんは黒木瞳さん。
そして、お姉ちゃんと弟くん。
渋滞に巻き込まれて、とにかくいろんな不運なことが起こる。
途中、豚をのせたトラックにぶつかりそうになって、豚さんが逃走。追いかけるのにすったもんだとか。年末で泊まるとこなくて、車中泊したり。
二日目、まだ帰れずに、宿に宿泊。近くのスナックにふらっと立ち寄る。帰り道で花火があがる。
帰ってきて奥さんと仲直り。
年が明けて三日目。今度は子供が熱を出す。豚のトラックのお兄さんお姉さんと再会し、助けてもらう。
四日目。子供熱下がる。だけど、もう心が折れて、東京に帰ろうか……。故郷に帰るのを諦めかける。
だけど、故郷の両親は、首を長くして、息子家族の帰りを心待ちにしている。
毎日、ごちそうを用意して待ってくれている両親がね、ほんとせつなくて。
会いたい人に会いにいく……
会いに行きたい人の気持ちと、
待つ側の人の気持ち……
何をやってもうまくいかない。
イライラしちゃう気持ち。
わかるなぁ。こういう普通の日常でよくある出来事。
非日常ではなくて、
日常を描いてる映画です。
「やっぱり、帰ろう。」
そう思い直して、故郷を目指す。
やっぱり、最後、故郷に帰れた時、涙が出てくる。
「とんぼ帰りじゃ。でもね、一目だけでも思うて。な。」
シンプルなんだけど、
とってもとっても心が温かくなる、いい映画です。
ショーケンの岡山弁もこれまた。
かっこいいんです、じゃ、がね。(笑)
「あそこが、パパが産まれたところよ。」
大量の漁船に。大漁旗。
最後のシーンがいいんだよなぁ。


千鳥の大悟さんの故郷は、岡山の別の島らしいけど、こんな感じなんだろうなぁ………。
島中みんなが親戚。
ていう感じね。


追伸!!
1日目の宿に泊まってるお客さん役で、段田安則さんが出てくるんですけどー。
出演作品になっていなかった……。
けど、私はすごく印象に残ってます。
ほんの一瞬だけのご出演でも、存在感を発揮されてました。
そこにも是非注目して見ていただきたいです!(^^)
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